人生を変えたかもしれないカラーセラピー①

本当に望んでいたものとは
カラーセラピー(色彩療法)とは、選んだ色からその時の心理状態を客観的に見るものです。
占いやスピリチュアルとは違い、色と心の関係(色彩心理学という学問)の応用と言えます。
パーソナルカラー同様に、24年このカラーセラピーを使ってのカウンセリングを行ってきました。
その中で、印象的だったカウンセリングを載せてみたいと思います。(全てお客様の了承済み)
30代のその方は、知的でお仕事が出来そうな雰囲気でした。
落ち着いた話し方で、好きな色はネイビー。好きな色はその方の個性や性格を表すので、ネイビーの色そのものの雰囲気でした。
この時彼女が選んだのは、半分以上がピンク色。
ネイビーの性格の方は、とても落ち着いているのですが自分を抑えがちな傾向があるため、今回の色の選び方は何かテーマがありそうだなと感じました。本人ももしかしたら気づいていないような。
ピンク色は普段選ばないということ。小物でさえも持たない色だそう。
ピンク色は時折、「女性とのしての人生をもっと花開かせたい」という意味で出てくる色なので、その点を伺ってみました。
すると、しばらくの沈黙のあと
「本当は、お母さんになりたいです」。
不妊治療中だということと、焦るばかりでなんだか空回りしてるということ。
ピンク色はもともと赤という色なので、焦りを表す色(赤)が出ているとも言えます。
その後、普段の気持ちをゆっくりと沢山聴かせてくださいました。
ここまで他人に話したのは初めてで、心が軽くなったかもしれないとも。
選んだ色を一つ一つ解説していくと、本当の気持ちに気づくことが多々あります。
彼女の場合は、毎日忙しくして気持ちをごまかしているけれど、やっぱり焦っていたんだなという気持ちに気づいていました。
また焦りが、色々な不安をさらに呼び苦しいのですね、ともおっしゃっていました。
それから二年も月日が経ったころ、このお客様からのメールが。
「あの時はありがとうございました。色の意味を旦那さんに伝えて、落ち着いた気持ちになることが出来ました。実は今、双子の母となりました」
カラーセラピーのカウンセリングの後、その後どうですか?というようなメッセージを送ることはないのですが、頂くことはよくあります。変わった自分、その後の自分の状況を教えて下さるのです。
お客様の人生のひとかけらを、共有してもらった気持ちになります。
心は見えないので、色で選ぶことで「可視化」することが出来ます。その色の中に、本音や課題があるのです。


