日々の癒し

ブルーナさんを好きな理由。

私はかなり前から、ミッフィーの作者である
ディック・ブルーナさんのファンです。

あの独特の絵と色使いも好きですが、彼のぴょこんとしたおひげとか
なんとなくひょうきんでユーモアたっぷりの雰囲気とか。
テレビや雑誌などで時々拝見しますが、いつも「おしゃれでかわいいおじいちゃん」
という感じです。

彼の作品に出てくるミッフィーや子供たちが、
決して横向き顔で出てくることはなく、真っ直ぐ前を向いていることも
好きな理由。
(彼いわく、こどもはいつでも正面から真っ直ぐに見ているから)

そして、かわいい、ほのぼのとした作品ばかりかと思いきや、
障害をもった子供のことを シンプルな絵でわかりやすく伝えようとしている
こともそうです。

110825

最近、図書館で見つけました。「ぼくのだいじなあおいふね」という絵本。
耳が不自由な男の子が主人公です。
彼の目線で、耳が不自由だとどういうことが大変だと感じるのか、
どうしてあげるといいのか とてもわかりやすく描かれています。

ミッフィーシリーズでは

11082501
「うさこちゃんとたれみみくん」

見た目が少し違う子の気持ちによりそって、ミッフィーとクラスメートの
かかわりが自然に描かれています。

「人とちょっと違う」ということについて、こどもに教えるのはけっこう難しい
ものです。だけどこういった絵本で一緒に読めば、とってもわかりやすく
伝えられるのかも。
世界にいる人たちは、みんな違ってみんな個性的。

かわいい 美しい色使いの世界の絵本だけでなく、おうちの絵本コーナーに
こういう絵本も混ぜておきたいなあと思うこのごろです。