色の癒し

陣痛クライマックスの色彩。

今年4月に長男を出産した私。

長女の時は「無痛分娩(和痛分娩)」を選択し、出産しました。
あらかじめ、出産日を決めて麻酔をうち、最も痛みの強い時に無痛で
産むというものです。(ざっくり言うと)
だけど最初っから最後まで、ずーーっと、ものっすごーーく痛かったのです。

全然無痛じゃないし!これより痛いなんてありえない!と
長男のときは「自然分娩」(陣痛が自然にくるのを待って産む)を選びました。

結果。

無痛を選んだ時と全く同じレベルの痛みでした・・・・

やっぱり、無痛を選んだのにもかかわらず麻酔がきいていなかったことが判明・・・。
麻酔代とかかかるから、高かったのに・・・ とほほ

陣痛って、最初は「ん?なんだか痛いかなあ・・・」くらいなのですが
赤ちゃんが下へ下へとおりてくる陣痛マックス時の痛みって
のたうちまわるくらい痛いのです。
実際のたうちまわりました。

もう、これよりしんどいことはあるまい!
とにかく早く全て終えてしまいたい!! と心の中で懇願するほど。

1%だって余裕がないのです。

それなのに、この時ありえない事が頭をよぎりました。

「陣痛マックスの時って、色をどんなふうに感じるんだろう。」

今振り返っても、やっぱりありえないんですが
このすごくすごく辛い痛い時に、何色が心地よく見えて何色がイヤなのか
知りたくなったのです。

※ 色彩はその時の心や身体の状態によって感じ方が変わります。

いだいぃぃぃ~~ とか
うわーーーー とか 痛みを声でごまかしつつ、目は陣痛室内の色をチェック。

ふと、こんな青が目に入りました。
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どぎついほどのビニール製カーテンの青。
青は「心と身体をクールダウンさせ、落ち着きを与える色」。
なんとなく痛みをも落ち着かせてくれそうなのですが、
この時は見た瞬間、嫌悪感と拒否感を強く感じてしまいました。

それとは反対に、とても心地よく感じたのはこの色。
11063002

淡いコーラルピンク。

ピンク色はカラーセラピーでは「母性」「子宮」と深いかかわりのある色。
出産は当然、子宮とつながっていますよね。

もう極限状態のこの時、 「落ち着きたい色」 < 「辛い部分そのものを癒す色」
だったのかなあ・・・

他の妊婦さんは、どう感じるんだろう?私だけがこの感じ方じゃない気もする。
みんなだいたい同じ感じ方だとしたら、
陣痛室、みんなコーラルピンクにしちゃえばいいのに。